こんにちは。ひたれん(@hitaren2000)です。
私は10年以上ベイトフィネス中心の釣りに取り組んでおり、20本以上のベイトフィネスロッドを使ってきました。
その中でも特に思い入れがある上、現在の愛機となっているのが
インクスレーベルとフィッシュマンのコラボロッド
“サビア67UL”
今回は、2019年9月から使用し、およそ2年使い込んだサビア67ULについてのインプレをします。
組み合わせているタックルは基本的に
ロッド:サビア67UL
リール:ベイトフィネスリール
ライン:ナイロン10LBまたはフロロ8LB
という具合です。
これまでにサビアで釣ってきた主な魚
どんな釣りに向いているか
5g前後のプラグでの巻物
シャッドやライトクランクを使った巻物の釣りが一番ドンピシャでした。
サビアでのプラグゲームのメリット
サビアを使ったプラグゲームのメリットは大きく分けて3つ
・バス用のパツンパツンなロッドと比べて遠投が可能
・適度な低弾性でプラグ本来の動きを表現できる
・バイトを弾きづらく、魚を乗せやすい
それぞれ詳しく解説します。
バス用のパツンパツンなロッドと比べて遠投が可能
5gプラグぶっ飛ぶ
基本的にパワーの釣りで多用されるベイトロッドの中でも、サビアのブランクス(特にトップ側のピース)は非常にペナンペナンです。
スピニングのメバリングロッドに近いイメージです。
この柔らかいブランクスがしなることで大きな反発力が生まれ、軽量プラグを遠くへ飛ばすことができます。
バス用のベイトロッドは多くが小さなラバージグをピッチング等で送り込み、喰ったバスを引きずり出すのがコンセプト。
サビアは遠投性能も考えて作られているため、同じ長さのベイトフィネスバスロッドと比べて飛距離を稼ぐことができるのです。
一時期、サビアと並行してバスロッドも使いましたが、やはり飛距離はサビア優勢でした。
適度な低弾性でプラグ本来の動きを表現できる
プラグが非常に良い動きをする
プラグの動きに合わせてティップが震えるため、プラグの動きが非常に良くなります。
ソウルシャッドをバス用ベイトフィネスロッドであるバンタム165Lで巻いた時と、サビアで巻いた時は、シャッドのピッチの大きさに明らかな差がでました。(バンタムはワーム等を打っていく釣りでは最高のポテンシャルを発揮します)
また、足場の高い場所で、足元まで巻いた時はその差が顕著で、バンタムだとさっぱり泳がなくなったシャッドがサビアだと泳ぐ、ということもありました。
バイトを弾かず、魚をノセやすい
良くノる
魚のバイトがあった際、ティップが追従するため魚が良くノリます。魚のミスバイトが少ないです。
まさに巻物に求められるロッド性能を搭載しています。
ストラクチャーに着いている、バスロッドではノセ切れなかったシーバスも、サビアに持ち替えたら気持ちよくノッタ経験を幾度となくしました。
また、小場所で『一度バラしたら(ショートバイトをモノにできなかったら)ダメ。』というミスれない状況下でこのロッドは大きな武器になります。
適合ルアーに関して
以前にいくつかのプラグで投げ比べをしています。
↓の記事をご覧ください。
ファイトに関して
ファーストとレギュラーの間のようなテーパーで、魚の引きを強いバットで抑え込みます。
シーバスやチヌといった、カバーへ逃げ込まない魚相手なら大型が来ても焦ることはない程のパワーがあります。
こんな釣りには向いていない
・穴撃ち
・ジャーク多用
柔らかいロッドなので瞬発的に力がかかる釣りには向いていません。
カサゴ等の穴撃ちゲームでは、折れないパワーはあるものの、ロッドがしなりすぎて岩穴に潜られる経験が何度もありました。近距離戦でサイト(魚が見えている状態)なら問題ありませんが、ガチなロックゲームには不向きです。
ルアーをキビキビ動かすことも苦手としています。
これもロッドの柔らかさがデメリットとなっています。
まとめ
- 5g前後のプラグでの巻物をするのに向いている
- 大型シーバスがかかっても獲れるポテンシャルを持っている
- ガチなロックフィッシュ相手には不向き
最後に
このサビアは10年程ベイトフィネスプラッギングを追求してきた私が選ぶ“軽量プラグに特化したスペシャルロッド”です。
是非手に取ってその良さを体感してください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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