ソルトベイトフィネスのパイオニアであるアブガルシアのフラッグシップロッド エラディケーターベイトフィネスカスタムエアーシリーズの611ULT-TZ Faster Beatのインプレです。
エラディケーターベイトフィネスカスタムエアー 611ULT-TZ
スペック
| 全長 | 仕舞寸法 | 継数 | 自重 | ルアー重量 | ライン | テーパー |
| 2.11m | 108cm | 2 | 88g | 1.5〜10g | 3〜10lb | RF |
キャストフィール
軽量プラグ
4g程度のプラグが気持ちよく飛ぶ
5gを下回るような軽量プラグであっても、キャスト時にロッドティップがしっかり曲がるため、ロッドの反発を十分に活かせて弾丸のように鋭いキャストが可能です。
また、ロッドの柔らかさに加えてロッド自体も軽いためアングラーの疲労も低減されます。
ある程度重量のあるルアー
ルアーウエイトが7g程度になるとパワー不足を感じます。
キャスト時にロッドがルアー重量に負けてしまいティップがブレてキャストの鋭さと精度が落ちてしまう印象です。
魚とのやりとり
10〜30cmの魚
対象魚としてベストサイズ
メーカースタッフが『ベイトフィネスカスタムシリーズは、あえて魚に主導権を与える作りになっている』『小型魚の引きもスポイル』『竿を曲げて魚の引きを楽しんでもらいたい』と明言していることもあり、小型の魚であってもやりとりを楽しむことができます。
30cmを超える魚
状況によっては厳しくなる
ロッドパワーが魚の引きに負けてしまうためバラしてしまう可能性が上がります。
荒磯でのロックフィッシュゲームやバス釣りには向いていないと考えます。
障害物周りでの釣りには厳しいです。
ロッドの魅力
やりとりの楽しさ
小型相手でもしっかり曲がるため一匹一匹釣る楽しさがあります。
ロッドのイマイチなところ
マイクロガイド
私が10lbフロロ単体で使用していることが原因ではありますが、ライン放出時のガイドリングへの干渉が顕著でキャストが気持ちが良くありません。
太いラインでの釣りには不向きと言えるでしょう。
PE細糸なら問題なく使えるかもしれません。
まとめ
エラディケーターベイトフィネスカスタムエアー 611ULT-TZ Faster Beat
良いところ
- 4g程度の軽量ルアーが気持ちよく飛ぶ
- 軽量で使いやすい
- 小さな魚であっても引きを楽しめる
イマイチなところや苦手な釣り）
- 7g以上のルアーキャスト
- 障害物周りでの釣り
- マイクロガイドがラインに強く干渉する
おわりに
エラディケーターベイトフィネスカスタムエアー 611ULT-TZ Faster Beatを実際に使用してのインプレでした。
小さな魚とのやりとりを楽しむ、というアブガルシアの提唱するというソルトベイトフィネスコンセプトが好きな人には どハマりするロッドだと思います。
バス釣り用のベイトフィネス機とは作りが全くと言って良いほど違うので、そこは注意が必要かもしれません。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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