私は10年以上ルアーフィッシングを中心に釣りをしています。
長年釣りをするなかで、常にこだわっていること、それは“シングルハンドキャスト”です。
片手でロッドを振り回すカッコよさと、実践で感じたそのメリットに惚れ込み、シングルハンドキャストにこだわってきました。
今回はそんな私のこだわりである“シングルハンドキャスト”について詳しくお話しします。
主な内容は
・シングルハンドキャストのメリット
・シングルハンドキャストのデメリット
・シングルハンドキャストをするコツ
・シングルハンドキャストに向いているロッドの特徴
以上の4点です。
【シングルハンドキャストのメリット】
〈コンパクトな動きでキャスト可能〉
シングルハンドだと手首の自由度が高まり、手首のスナップを活かしたコンパクトな動きでのキャストが可能となります。
ショートキャストを繰り返し、入念に攻めていく際、コンパクトな動きで次々とキャストすることができれば釣りのテンポも良くなりヒットする可能性も上がります。
〈キャスト精度が高い〉
シングルハンドだとロッドの操作性が高まります。
そのため、キャストし飛んでいくルアーの軌道修正もやりやすくなり、狙った場所へキャストできるようになります。
【シングルハンドキャストのデメリット】
〈飛距離が伸びにくい〉
シングルハンドでロッドを操作するとなると、両手に比べて力が入らなくなるため必然的にロッドは短く、柔らかいものになります。
飛距離の求める釣りにシングルハンドキャストは向いていません。
【シングルハンドキャストをするコツ】
①柔らかく短いロッドを使う
一番手っ取り早いのが柔らかく短いロッドを使うことです。
ロッドを振りかぶったタイミングで、ロッドがルアーの重みで勝手に曲がってくれるので、あとは前にロッドを振り下ろすとルアーは飛んでいきます。
②ロッドを曲げることのできるルアーを使う
ロッドを振りかぶった際にロッドを曲げることができる重さのルアーを使うのも一つの手です。
高弾性の硬いロッドの場合、しっかりと曲げて投げることができれば①のセッティングと比べると飛距離を伸ばすことができます。(大きな反発を得ることができるため)
しかし注意点として、あまりに硬いロッドを使うと手首への負担が大きくなりケガの原因となるため、自分が力まずにロッドを曲げることのできる重さのルアーを使うなど、セッティングに気を配る必要があります。
③フルキャストしようとしない
シングルハンドキャストの基本は“ロッドの反発を活かす”というもの。
ロッドを前に押し出すタイミングに、『もっと飛べ!』と強くフルキャストしようとしてしまうとシングルハンドキャストの真価が発揮されません。
フルキャストを意識してしまうと、キャスト精度、飛距離が落ちる、バックラッシュが起こりやすくなる等のマイナス作用が働いてしまいます。
あくまでシングルハンドキャストは“精度と釣りのテンポを高めるキャスト”であることを忘れないようにしましょう。
【シングルハンドキャストに向いているロッドの特徴】
①グリップが短め
グリップ長が短いと手首の自由度が上がるためシングルハンドキャストがやりやすくなります。
しかし、短すぎるとファイトの際に手首にかかる負担が大きくなり、疲れやすくなるので注意が必要です。
②ブランクスが低弾性
何度も言いますが、キャスティングはロッドを曲げることが重要。
低弾性ロッドは弱い力でもしっかりと曲がってくれるので理にかなっています。
高弾性ロッドだとキャスト時にロッドを曲げるために力が必要となります。変な力みや、疲労に繋がるので、そのことを考えても高弾性よりも低弾性の方が向いていると言えるのです。
【おわりに】
今回は“ベイトロッドでのシングルハンドキャストについて”というテーマでした。
ベイトアングラーになにか少しでも参考になれば幸いです。
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